「あってはならない誤り。法令順守を」
市議会総務文教委員会が27日開かれ、市税と保育料の滞納について他人名義の口座を「誤認差押えした事件」について質しました。
稲葉市議は「単なる事務処理の誤りではなく憲法29条で規定された財産権の侵害、憲法違反の事件との認識が必要」と厳しく追及。
「あってはならない誤り。改めてお詫び申し上げ、徴税吏員としての意識の向上に努めたい」と答弁がありました。
さらに「滞納処分、差押えありきの考えがあるのではないか。国税徴収法で規定されている
①差押えすることによる生活窮迫の可否
②差押え禁止財産の有無
③正確な事務処理とチェック体制、の3点セットの確認が必要」
「それらを明記した事務取扱要領が必要」と求めたところ、「庁内で共通した認識を共有できるものを作っていきたい」と答弁がありました。
PFI導入ガイドライン「失敗事例から学ぶ」
「公共施設にPFIを導入するに当たっては透明性、公平性を確保するために、ガイドラインが必要」と、稲葉市議が求めていたものが実現しました。
安倍内閣のもとでPFI事業が拡大している背景を明らかにしながら「全国の失敗事例から学ぶ必要がある」と強調しました。