2018年4月29日日曜日

十勝まちづくり研究会が総会と講演

「自然災害が地域経済に与える影響について」


 十勝まちづくり研究は22日、第8回定期総会を行いました。総会では明神代表委員の開会の挨拶の後、野坂事務局長から経過報告と活動方針、決算・予算の提案があり承認されました。稲葉市議は「人口減少社会に対応するまちづくり、十勝全域で少子化を克服し、それを支える地域経済の循環をつくる議論を進める必要がある」と提案しました。

 総会後は、北海学園大学大貝健二准教授の「自然災害が地域経済の与える影響について」と題した記念講演が行われました。

 大貝先生は「16年の台風被害が、地域経済に対しどのような影響を与えるのか、地域の経済主体がどのような直接的・間接的被害を受けたのか、その地域的波及について調査をした」と同友会の886社へのアンケートの分析を報告しました。

「中小企業振興基本条例に自然災害の備えも」


 直接的被害ありは20%、二次被害があったとの回答は36%、さらに翌年に生じた二次被害も13%との調査結果。「分析結果を生かし中小企業振興基本条例に自然災害に盛り込むなど政策提言したい」と強調しました。