市議会6月定例会の一般質問で稲葉市議は、食料もエネルギーも自給率100%のまちづくりを提案しました。
家畜糞尿や農業残渣、林地残材などバイオマスを利用したエネルギー転換は、十勝の豊富な資源の活用で豊かな経済循環を可能にします。
稲葉市議は「ドイツでは現在、バイオガス・プラント5,800ヶ所を全国に分散して設置。
バイオガスの成分はメタンガス60%、二酸化炭素40%。この二酸化炭素は電気を使ってメタンガスに転換することができ、太陽光や風力発電の電力を活用しメタン化の工業化に成功。
自動車メーカーのアウディが天然ガス自動車にメタンガスを利用することで、農村部に通っていなかった天然ガスを農村部で確保することが出来るようになった」と紹介。
さらに「食糧の供給基地であった農村がエネルギーを供給し、なおかつ自動車の燃料まで供給できるようになる、そのことで地域が豊かになり、後継者も育ち農村全体が活性化していく、こうした循環が十勝でも出来る可能性が広がってきている」と述べました。