市議会総務文教委員会が27日開かれ、稲葉市議は消防広域化について質しました。
8月7日、十勝管内19市町村長が消防広域化運営計画の作成について合意がされたことを受けて、運営計画骨子案が報告されました。
今年3月までを期限とした国の指針で807の消防本部を277に530もの本部を削減する計画を示し、その実施を都道府県に押し付けましたが、その結果について稲葉市議が質したところ「26」と答弁があり実施率が5%にも満たないことが明らかになりました。
さらに1県1消防本部にする計画についての実施状況について質したところ「0」と答弁。
稲葉市議は「1県1消防本部の計画でも管轄面積はいずれも十勝より狭い。
それでも広域化ができていない」と、19市町村を1消防本部にすることが面積的にも自治体数でも全国に例がないことを明らかにしました。
「議会での意見が反映される保証を」
稲葉市議は「5月に配布されたスケジュールが遅れ変更になっても変更の報告がないのは問題」と厳しく指摘したうえで「議会が視察した宇部など協議会を設置。
議論が運営計画策定に反映される保障を」と求めました。