2013年10月13日日曜日

「市民生活は景気回復を実感できていない」 市議会 稲葉市議に答弁


市議会9月定例会で一般質問に立った稲葉市議は、消費税増税に対する市長の政治姿勢を質しました。

稲葉市議はデフレ不況に突入した98年と比較し、地域経済、雇用、市民の暮らしが悪化している現状を具体的に指摘し、「景気が回復の兆しを見せており、消費税増税を行う」とした安倍首相の判断について「市長の認識」を質しました。

答弁では「市民の暮らしは、景気の回復を実感できていない」「地域経済や市民の暮らしに影響が生じる」と増税への懸念を表しました。さらに有効求人倍率が0・87と改善しているとの指標に「正規雇用が増えているかが問題。求人が増えているのは建設産業が大半だが、雇用に結びついていない。職安の最新の資料でも求職者の7%しか就職できていない」と指摘。

「景気の回復には雇用者所得の増大が不可欠」と強調。
そして「いま増税すべきでないの一点で市民の声を国に届けるべき」と求めました。