2015年9月6日日曜日

「市への連絡もなく防災訓練か軍事訓練か」

市議会総務委員会で稲葉市議


 26日開かれた市議会総務委員会で稲葉市議は、「ノーザンレスキュー2015」という名の防災訓練について質しました。この訓練は陸上自衛隊北部方面本部が企画、釧路沖に大規模地震が発生したと想定し26日~30日、道東地域を中心に行われました。この訓練には、在日米陸軍、海兵隊、豪軍も参加、米特殊作戦用ヘリ=通称ブラックホークも3機参加しました。稲葉市議は「いつ連絡があったのか。市の役割は」と質したところ、「5月、陸自第5旅団長から話しがあり、外国軍の参加は聞いていない。外国軍の訓練と直接かかわるという認識はない」と答弁がありました。


「訓練場にFSA=前進兵站基地を設置」


 市が知らなかった外国軍の訓練について、第5旅団に問いただしたところ、米軍ヘリ3機も参加し救援物資の移送訓練。訓練場には、FSA=前進兵站基地も設置し、極めて実践的なものと分かりました。こうした事実を示しながら稲葉市議は「防災訓練は関係団体が参加して初めて効果がある。市が知らない訓練は、防災訓練か軍事訓練かわからない。外国軍の参加中止を求めるべき」と求めました。