2015年11月15日日曜日

地域資源のフル活用で地域経済の活性化を

科学者会議十勝支部で米田中央大教授



 日本科学者会議十勝支部が10月28日設立され、中央大学米田貢教授が「循環型地域経済を基礎にした経済再構築をどう展望するか」と題し記念講演を行いました。

 米田教授は「アベノミクスにおける経済のグローバル化によるトリクルダウン論やGDP600兆円を目標にした所得倍増計画などありえない」とし、地域経済の再建から国民生活を向上させるとし足寄町のバイオマス計画などを紹介しながら「地域資源をフルに活用して地域経済を活性化させる」重要性を強調しました。そして「日本科学者会議における研究が地域経済振興を進めるうえで役割を発揮してほしい」と結びました。


「社会保障の効果「雇用は公共工事の1・3倍」


 稲葉市議は、「地域の資源を100%活用して地域循環型の経済の構築が必要。3千億円近い農畜産物の地域循環と同時に、再生可能エネルギーの取り込みが重要。大まかな試算でも3千億円の産業になり新たな仕事と雇用の場になる」と科学者会議の役割を強調しました。