2015年11月22日日曜日

TPPの先取り~木材の輸入自由化

木材自給率95%→27%に


国土の7割が森林の日本で7割を輸入に

十勝林活議連が浦幌町視察


 十勝林活議連は16日、浦幌町の林業視察を行い稲葉市議ら3人の市議団も参加しました。日本は戦後、95%を超える木材自給率を誇っていましたが64年の輸入自由化=関税撤廃で安価な外材で現在では27%にまで自給率が下がっています。



 十勝管内の町村の多くは、相次ぐ木工場の閉鎖で地域経済も人口も衰退の一途をたどってきました。しかし、町有林の再生などまちづくりに林業を位置づけ製材、チップ、木質ペレットなどの生産拡大で新たな産業づくりを進めています。木質バイオマスの需要が高まる中、電力会社が進める木質バイオマス発電が既存のチップ市場をかく乱し、国の運搬費支援が中小企業の経営を圧迫しています。政府のTPP推進、エネルギー産業の無策が地域経済を衰退させていました。