2016年3月27日日曜日

子どものいる家庭の差押え54件「状況調査を」

市議会予算委で稲葉市議


 市議会予算審査特別委員会で15日、稲葉市議は市税の滞納処分と子どものいる世帯への対応を質しました。

 「貧困と格差」の拡大で税等払いきれない世帯への滞納処分が行われています。稲葉市議は「滞納者には『支払い能力があるものとない者』があり、あるものには『分納や差押え』を適切に行い、ない者には『法に基づく執行停止など緩和措置』を速やかにとらなければならない」と強調。今年度の差押え件数と子どものいる件数を質したところ「差押え件数549件、うち子どものいる件数54件」と答弁がありました。「子どもの貧困対策は、関係部署との連携で対処すると言っていたが、子どものいる54世帯の状況把握と関係部署との連携は行っているのか」との質問に答えることができませんでした。「子どもの貧困対策会議」を設置して情報共有・対策を図る必要があります。

「滞納処分により生活を著しく窮迫させる恐れのあるときは執行停止~市長の義務」


 また、「滞納処分により生活を著しく窮迫させる恐れのある時は執行停止させるのは、市長の義務規定」と適切な執行を強く求めました。