2016年5月22日日曜日

自民党改憲草案の正体~国民を縛る道具に

「戦争への道をいま塞がなければ」


「権力を縛る法から国民を縛る法に変質」

憲法の日に「憲法を読む会」


 憲法記念日の3日、今年29回目となる「5月3日にみんなで憲法を読む会」が開かれました。

 参加者全員で憲法を読んだ後、笹森学弁護士が「憲法を暮らしの中に活かそう~自民党の改憲草案の正体」と題した講演がありました。


 笹森氏は「日本国憲法の国民の義務は、勤労・納税・教育の3つ。自民党の改憲草案では5つ以上に増え、権力を縛る法から国民を縛る法に変質」と指摘。さらに自民党が憲法改正の優先課題とする、非常時に首相に強い権限を与える「緊急事態条項は、歴史の反省から削除したものであり、改憲案は内閣に独裁権を与えるもの。先進国に草案のような規定を持つ国はない」「草案が実行されるとどういう世の中になるかを考えることが重要」と強調。自民党改憲草案は「戦争有志連合への途。独裁国会の創出」と訴えました。