2016年7月3日日曜日

高すぎる保険料が貧困世帯をより貧困に

市議会一般質問で稲葉市議


 市議会6月定例会一般質問で稲葉市議は、貧困と格差が拡大するもとで国民健康保険の在り方について質しました。

 今年も国保料が引き上げられます。4人家族の生活保護基準の所得293万円の事業者の国保料は3万円強上がり57万円に。年金や税金含めると100万円超。シングルマザー3人世帯の平均収入184万円の保険料は1万円強上がり19万円。減免しても13万円強に。この収入は生活保護基準より100万円も少なく、所得最下層の保険料は全道1高くなります。稲葉市議は「国保年金、家賃、水光費、通信費を払うと3人家族で1日1500円しか残らず、満足な食事もできない状態。さらなる値上げは、高すぎる保険料が貧困世帯をより貧困にしている」と厳しく批判。国保料の引下げを求めました。


「国保支援金を財源に1世帯1万円の引下げを」


 稲葉市議は「生保基準以下の世帯には、保険料や医療費の減免など総合的な支援が必要。国からの支援金を保険料減額に直接当てる必要があるし、市の法定外繰入も以前の5億円台に戻せば1万円は引き下げれる」と求めました。