2016年12月25日日曜日

修学援助「要保護、準要保護の二重基準の解消を」

帯広市議会で稲葉市議


 帯広市議会12月定例会一般質問で稲葉市議は、子どもの貧困対策で不可欠な制度=就学援助制度の充実・改善について質しました。

 帯広市の就学援助制度は、クラブ活動費、PTA会費、生徒会費の3項目について要保護世帯にしか交付していません。稲葉市議は「全ての就学援助世帯に交付すべき。しかも要保護世帯でも法律に基づいた交付がされておらず、ダブルスタンダードが解消されていない。直ちに解消すべき」と求めたところ「他市の状況など調査したい」と答弁がありました。

医療券「歯科検診など治療が必要な時に交付を」


 就学援助を受けている児童生徒で、健康診断や歯科検診により治療が必要と認められる子供に医療券が交付されます。稲葉市議は保険医団体の実態調査から「特に歯科検診後について、歯科受診が必要と言われた小学生の5割前後、中学生では3割前後が経済的理由で受診していない」ことを明らかにし、「健診結果の通知と同時に医療券を交付し受診を促すなどの工夫が必要ではないか」と質したのに対し、「他市の実態など調査研究していきたい」と答弁がありました。