2017年12月17日日曜日

人口問題=少子化対策に配慮した予算を

「結婚・出産・子育ての希望」かなえる環境づくり


市民の苦難を解決する方向での予算編成

市議会一般質問で稲葉市議


 12月定例会一般質問で稲葉市議は「市民の幸せと予算編成方針、子どもの貧困と学校制度、学校再配置計画」について質しました。

 来春市長選を控え、骨格予算になりますが「2060年までに3万4千人人口を増やす人口ビジョンを進める、少子化対策がどのように予算に配慮されているのか」と質したところ、「少子化は、所得や雇用など経済的側面をはじめ、医療・福祉や教育、生活環境など様々な要因が複合的に係わる課題であり、自治体においても出来得る取り組みを取り組みを着実に進めていくことが重要」「結婚・出産・子育ての希望をかなえるため幅広い政策分野で子育てしやすい環境づくりを」「予算編成などを通し、効果的・効率的、総合的な少子化対策を推進していく」と答弁がありました。予算とは、政策課題の事業化であり、市民の苦難を解決する方向で予算編成の作業をと求めました。


「子どもの貧困をなくすための行政の本気度」
「修学援助が必要な子どもに必要な時に」


 子どもの貧困をなくしていくために必要なことは、「行政と住民の本気度」「人間の知性と行動力で改善・是正できる」と述べた後、小中学生の就学援助制度の改善について質しました。稲葉市議は、この間の質疑の結果、「入学準備金が今年度から大きく引き上げられ、中学生の入学準備金が、入学前に支給されるよう今議会に提案されていることは評価したい」としながら「新小学生の入学準備金についても入学前に支給すべき」と求めました。

「学生服やジャージ、副教材など最大9万円」


 学生服の金額を質した処「2万円から5万円」と答弁。稲葉市議は「入学時に準備しなければならないのは、指定ジャージや副教材などで4万円から9万円と学校によって大きな格差が。入学準備金で収まるのは、男子で3校、女子ではありません。就学援助制度の目的から、準備金の額に収まるようすべき」と求めました。また、保護者の周知文書を2カ月早め、今月中に発行することになり、その文書に「制服のリースやリサイクルの情報を載せよ」と求めました。さらに、学校再配置について「50年、100年とまちづくりの核になるもので、人口ビジョンと整合性を」と求めました。