2019年2月17日日曜日

食料生産に必要なエネルギーも自給する地域を~食と農のつどい

第24回「食と農のつどい」


 第24回「食と農のつどい」が11日、開かれ会場いっぱいの参加者がつどいました。
 国会報告をした紙智子参議は「国政でも地方政治でも二つの鋭い対決が鮮明になる」と安倍政権の9条改憲、格差と貧困の拡大など二つの対決を告発しました。安倍政権の亡国の農政について、TPPや日欧EPAの発効、種子法廃止など厳しく批判し「家族農業を中心とした国内の農業再生へ国民的大運動を」と強調しました。


「十勝の電力自給を住民が主役で」


 北海道大学の山形定先生は「生きていくために必要な食料、エネルギーを自給していない日本」と切り出し、原発や化石燃料の問題点を明らかにし「目指すべきは、太陽の恵みを利用する社会=人類の消費エネルギーの数千倍ある」と強調しました。そして昨年のブラックアウトが「北電の不作為に責任があり、抜本的な改革が必要」と訴えました。「電源の一極集中から地域分散、十勝では水力発電、バイオマスの利用で十分可能」と具体的に示し、「1千%を超える食料を地域エネルギーで」と訴えました。