2019年6月2日日曜日

介護保険~低所得高齢者への「給付制限などあってはならない」

「介護が必要な人に必要な給付を行う」


 帯広市議会臨時会が開かれ、介護保険条例の一部改訂が提案されました。

 消費税率が10%に引き上げられることに伴い低所得高齢者の介護保険料の軽減を行うというものです。低所得者に負担が重い消費税を財源にすることは反対ですが、低所得者の保険料軽減はすべきです。

 稲葉市議は「低所得者の保険料軽減のための条例改正だが、生活困窮により保険料を払いきれず保険給付の制限を受けている市民もいる。介護保険法は『介護が必要な人に必要な介護給付を行う』と規定しているにもかかわらず、保険料滞納を理由に保険給付の制限を受けている市民が16人もおり、あってはならないこと」と是正を求めました。市は「介護保険法に基づいた給付制限」と答弁しましたが、稲葉市議は「支払能力が無い者には、介護保険法の保険料と給付の時効を使うのではなく、国税徴収法の執行停止で市民の権利を守るべき」と強く求めました。