2020年1月26日日曜日

市議会総務委行政視察

課題を自ら発見し、解決し、自らの力でまちづくり
対話による協働のまちづくり


高校生ファシリテーター=地域リーダー育成


 市議会総務委員会が14日から行政視察を行いました。

 初日は、静岡県牧之原市役所を訪問し、「対話による協働のまちづくり」について学んできました。牧之原市では「市民参加と協働を推進するため、フォーラム牧之原」を開設しましたが、「1人だけ話したり、人の話を頭から否定する人がいたりで参加者が減り続けた失敗から学び、市民ファシリテーターが進行を行い、気楽に楽しくを合言葉に男女共同サロンを自治会を中心に、課題ごとに行う中で対話による協働のまちづくりを作り上げてきた」と話しがありました。

 注目したのは「地域を理解して愛着を深めていく人材育成を、市と高校などと連携して15年から実施した」地域育成プロジェクトです。参加した高校生は、「社会参加、他者理解」に関する力がついたとアンケート結果に表れており、今後が楽しみです。

AIやRPAで業務効率化=市民サービスの向上

泉大津市を行政視察


 大阪府泉大津市では、「AI・RPAを活用した業務効率化の取組み」について行政視察しました。

 泉大津市では2040年、生産年齢人口が全国平均より高い30%減少と試算。現在の職員の事務ごとの業務量を分析したところ、入力業務などの事務作業が約5割と多く、相談など窓口対応は1~2割程度にとどまっていることが明らかになったそうです。そこから入力作業など事務作業をAIやRPAなど活用。介護認定の調査業務にAI(人工知能)を活用し面接の音声記録から調査票を作成する実証実験を行ったところ、音声認識率は60%で実用化には多額の費用が掛かることが判明。給与管理業務と軽自動車税付加業務をRPA化(ロボット自動化)で実証実験。約80%の業務量削減効果があり、効率化を推進し、市民サービスの向上に注力すると話されました。

豪雨災害の倉敷市真備地区を現地視察


 昨年の線状降雨帯による豪雨で59名が死亡し、9千世帯が被災した倉敷市真備地区をバスで決壊場所や避難住宅など視察。厳しい現状をから防災の大切さを改めて学びました。