2020年2月9日日曜日

「支払い能力のない場合は執行停止を」

子どものいる滞納世帯への差押え
「子どもの貧困の解決の場として対策を」


市議会総務委員会で稲葉市議


 市議会総務委員会で稲葉市議は21日、市税の滞納処分の在り方について質しました。

 昨年度の滞納処分の状況を質すと「滞納処分2971件、うち執行停止57%、差押え21%。最低金額の差押えは年収75万円で預金残高2765円全額差押え」と答弁がありました。稲葉市議は「差押えには禁止事項がある。生活費に係る差押えは禁止されており、生活保護費より少ない収入でほとんどない預金の差押えは禁止されている。国税徴収法に基づき執行停止すべき」と厳しく改善を迫りました。

 また、差押えされた世帯のうち子どものいる世帯は103世帯、中学生以下の子どものいる世帯は88世帯に上ることも明らかになりました。稲葉市議は「こどものひんこんは、大人がサインを見つけなければならない。差押えをされる世帯の子どもの現状がどうなっているか、教育委員会など関係機関と情報共有すべき」と求めました。

予算編成過程の公開「政策遂行過程の見える化」


 稲葉市議は「私ども議会の議論から予算編成状況の公表がさえれるようになった。しかし、何が予算要望され、どのような理由で削減されたか、予算編成は政策遂行の過程で、その見える化が必要」と改善を求めました。