2020年3月22日日曜日

「学校は子どもたちの安全装置、再開の基準は」~3月定例会代表質問

地域資源の活用で
全ての市民の幸せと希望あるまちづくり


市議会 稲葉市議が代表質問


 帯広市議会3月定例会は13日、代表質問に稲葉市議が登壇しました。

 新型コロナウイルスの感染者が増える中で、全国一律休校が始まり、現場は大混乱に陥りました。稲葉市議は「1週間の学校休暇を行った根拠と疫学的感染拡大抑制効果を説明する責任がある」「学校には保健室があり、給食があり教師が子どもたちの様子を随時見ているなど安全装置の機能がある。再開する判断基準は」と質しました。
 市長は「感染拡大を防止するため国や道の指導の下、学校の臨時休業の措置を行っている」「3月19日頃公表される予定の評価結果など国と道の動向を注視しつつ学校再開の時期を阪大する」と述べるにとどまりました。
 「学校や給食センターに関わる損失補償」については、「給食事業者には損失補填する国の方針の情報収集、保護者には給食費の返還、非正規職員には不利益な扱いはしない」と答弁しました。

広がり固定化した「貧困と格差」
未来を信じて生きられるまちづくり

 帯広市では「非正規雇用は27%から42%、ワーキングプアと言われる年収200万円以下が16%から20%に、年収300万円以下が35%から42%へと増加。貧困層の固定化が進んでいる」「豊かさ、ゆとり、幸せの基準は一人ひとり違うが、経済的には、健康で文化的な最低限度の生活=生活保護基準が実現して初めて可能になる」「正規雇用で年収300万円以上の所得が確保できる地域循環型経済の実現。軌道に乗るまでは、住宅や子育て支援をきめ細かく、かつ手厚くすることで、低所得者でも誇りと未来を信じて生きられるまちづくりになる」と強調しました。

地球規模の異常気候~十勝から温室効果ガス0

 世界的な異常気象と災害被害をなくすためには、温室効果ガスの削減が必要であり、国際社会は2050年までに実質0を求めています。

 十勝バイオマス都市構想では「オール十勝で再生可能エネルギーの利活用を進め、地域経済の発展やさらなる雇用の創出を図りながら、持続可能な循環型社会の形成につなげていく」ことを求めています。そうした中、十勝中からCO2を排出しゴミを集め燃やすゴミ行政を見直し、ゼロ・ウェイストの実現を」求めました。