2021年1月31日日曜日

広域消防「自賄いは広域化の整備に逆行する」~帯広市議会 総務委員会

  14日の市議会総務委員会で「とかち広域消防5年での検討状況について」報告があり、稲葉市議が質疑しました。

 消防力は、市民の生命と財産を守る力であり、帯広市は、基本的に常備消防力で担ってきました。各自治体がそれぞれの住民の安全を守るのが基本ですが、十勝全域を一カ所の消防で賄う広域消防が5年前、作られました。最大の問題として「自治体に対応する消防力の整備が自賄い(=財政は自治体ごと)なのは問題」と繰り返し指摘しましたが、「5年間で解消する」と答弁してきました。その5年間が過ぎようとしていますが、自賄いは、解消のめどが立っていません。稲葉市議は「施設・設備・整備が自賄いで進められることであれば、広域化の整備と逆行する」と厳しく指摘し、改善を求めました。


「車両の更新など広域化でも進んでいない」


 稲葉市議は「広域化で消防力が強化されると言っていたが、古い車両などの更新は進んでいない。更新期を過ぎた車両など、いつまでに解消する計画で、どう推進するか、具体化が必要」と強く求めました。