2021年7月25日日曜日

「汚水処理統合に合わせ汚水管の分流整備を」~都市計画審議会

 都市計画審議会で稲葉市議


 帯広市都市計画審議会が7日開催され、帯広川終末処理場廃止に伴う汚水処理の統合に関して諮問と付議が行われました。

 帯広市の東側地域の下水道は、帯広川下水終末処理場で汚水処理していましたが、処理場の廃止に伴い十勝川流域下水道浄化センターに統合されることになります。


 稲葉市議は「統合される区域の下水道区域の多くは合流式。通常汚水と雨水は分集されているが、合流式は同じ管で集水。気候変動による集中豪雨が帯広でも発生し、時間雨量26ミリ以下で設計されている市内の下水道管があふれるケースも。合流管が溢れると汚物も溢れることになり衛生面でも問題が出る。長期的な観点から分流式に変更し処理能力を高める試算は行ったのか」と質すと「行っていない」と答弁がありました。


「雨水管の適切な増強計画が必要」


 下水道は「雨水公費、汚水私費」の原則で整備されています。汚水は減少傾向ですが、雨水は異常気象で増大傾向にあります。雨水の処理能力の向上は、長期的な計画を持ち、市内の雨水管整備計画の再検討が必要です。