市議会予算審査特別委員会で稲葉市議は、水道会計について質しました。
帯広市の水道は、その多くを水道企業団から買い入れており、受水費が原価の大きな割合を占めています。
稲葉市議はこれまでも各自治体の受水費を調査し「帯広市の受水費は、音更や幕別に比べトン当たり倍以上の単価で買っている。この是正が高い水道料金の是正につながる」と指摘してきました。
その結果、昨年度はトン当たり16%引き下げがありましたが、自治体間の格差は縮まっていません。
稲葉市議は「水道企業団との基本協定から30年。各自治体の人口想定など大きく変化しており見直す時期」と求め「H25年度中に考え方を整理する」と答弁がありました。
高い受水費は高い水道料金になり、低所得者が水道料金を払いきれず「水を止められる」実態について質しました。
「昨年度の給水停止件数は390件。子どものいる世帯は3世帯」と答弁があり「困窮死、孤立死に繋がりかねずライフラインの停止はすべきでない。生活困窮者には減免が必要」と厚労省の通知など示しながら改善を求めました。