帯広市教育委員会は、学校給食の食材で昨年7月から実施している放射性物質の測定で、機械操作の知識不足により検出した放射性物質のラドン222をヨウ素131と誤って検出し公表していたと発表しました。
市議会総務分教員会で稲葉市議は「制度の高い機械であり誤検出はありえる。公表されたヨウ素131は17・32ベクレルとWHO基準値の10・0を大きく超える数値であり、担当者として危機意識が不足しているのではないか」と厳しく質したところ「職員の意識を改めていく」と答弁がありました。
さらに「国の基準以下であれば出すというのであれば独自に図る意味がない。検出限界の高い機械を使い測定を独自に行っている帯広市が、厳格な対応をすることに意味がある」と強く求めました。
食材の放射性物質測定で検出されても国基準以下であれば食材として利用することから「基準値以下でも子供に食べさせたくないとの保護者の思いは尊重する」としてホームページでの公表以外に7月からテレフォンサービスで公表を始めました。