北海道社会保障学校in十勝が10日、十勝プラザで開かれました。
午前の全体会では宇都宮健児弁護士(前日弁連会長)が「憲法を今こそ花開かせよう!」と題した記念講演を行いました。
宇都宮弁護士は、貧困が広がる一方で富が集中していることや、安倍政権による生活保護法などの改悪の動きに触れ、貧困問題の解決には
①人間らしい生活ができる労働政策
②働けなくても人間らしい生活ができる社会保障政策
③富裕層への課税強化が必要
と強調しました。
また、安倍政権登場によって加速される改憲の動きや、人権を基本とする憲法の原理や立憲主義を放棄する自民党改憲草案の危険性について詳しく説明。政治的立場を超えてつながること、憲法を実質化する運動が必要と訴えました。
「国保問題の現状と課題」稲葉市議が報告
午後から4つの分科会が行われ、稲葉市議は「国保問題分科会」で報告を行いました。
高すぎる国保の現状と原因、払いきれない保険料に滞納処分が激増している実態を告発。
運動と議会論戦で粘り強く改善してきたことを報告しました。