2013年12月15日日曜日

所得267万円で47万円の国保料

払えなければ1円の預金からも差し押さえ

稲葉市議は、市は市民の健康と命を守る責務があると国民健康保険制度について質しました。

世帯の3分の1が加入する国保は、加入者の半分が60歳以上で年所得200万円以下が約9割、低所得で減免を受けている世帯は約6割、保険料が払いきれない世帯が26%となっています。

3人世帯で所得267万円の保険料は約47万円、年金、税金を合わせると約90万円にもなり「払えると思うか」の問いに「大変厳しい」と答弁がありました。

払いきれない場合に差押も行っており、その最低金額は「国保で1円、後期医療で10円」、有効期間の短い「短期保険証も1239世帯に発行」と答弁がありました。



「生保基準以下の低所得者には、発行できない」

稲葉市議は、滞納者に対する差押えは国税徴収法に基づいて行われ「生活費など10万円+一人4・5万円と金額を明示」と指摘し、少額預金の差し押さえに疑義を呈しました。

さらに短期保険証の発行は、市民への不利益処分であり、行政手続きの厳格化が求められると追求。

「短期保険証を発行して相談に乗っている」との答弁に「生保基準以下の所得者には短期証は発行できない」と厳しく追及しました。