2014年4月20日日曜日

第1分科会地域経済の循環づくり

中小企業振興基本条例の役割
議員研修会の午後は4つの分科会に分かれ、稲葉市議は第1分科会「地域経済の循環づくり―中小企業振興基本条例の役割」に参加しました。

北海学園大学の大貝健二先生が基調講演を行いました。


大貝先生は、日本経済の二重性について大企業と中小企業の格差、大都市圏と地方の格差、産業間格差など各種資料を示しながら1963年中小企業基本法と1999年基本法の違いと特徴について説明。

99年基本法の課題・問題点を指摘しながら、経済のグローバル化と政策のグローバル化という二重のグローバル化と地域経済構造の転換の必要性を訴えました。

さらに自治体による中小企業政策、地域産業政策と中小企業振興基本条例が全国で新しいモデルを創出。墨田区、帯広市別海町の事例を紹介しました。







帯広市中小企業振興条例から7年

稲葉市議は、帯広市で「条例」ができた経緯や果たしてきた役割について述べた後、「条例は、理念条例ですので常に意識化することが大事。条例に基づく予算の分析を行うことで、各課が条例=ビジョンとの係わりで改めて認識してほしい」と発言しました。