「ワーキングプア改善の運動を作ることが重要」
北海学園大学の川村雅則准教授を講師に「なくそう!官制ワーキングプア」と題する学習会が17日、とかちプラザでひらかれました。
川村先生は、安倍政権が労働時間の規制緩和や派遣の無期雇用化など労働法制のさらなる改悪を進めようとしていると告発し「ワーキングプア改善の運動をどう作っていくかが重要」と強調しました。
さらに非正規雇用の問題について①恒常的な仕事での有期雇用問題②仕事内容や経験が反映されない低賃金・処遇問題③圧倒的に不利な労使関係、と整理し官製ワーキングプアの問題性についても強調しました。そして、正規と非正規、官と民間とくさびを打ち込まれた今、労働組合の役割の重要性を強調しました。
「非正規雇用が増えると正職員も『過労死』」
講演の後稲葉市議も発言し「非正規雇用が増えると正職員の労働環境も悪化する」と帯広市職員の実態を報告しました。帯広市では行革の結果、臨時・嘱託の非正規職員が5割を超え、委託先事業所でも7割は非正規と官製ワーキングプアが広がっています。