2014年11月16日日曜日

「バイオマス資源を活用した地域産業の循環を」

市議会決算委で稲葉市議


 市議会決算審査特別委員会で稲葉市議は、バイオマスを活用した地域産業の循環で新たな産業や雇用の創出を求めました。

 帯広市をはじめ十勝全域を網羅したバイオマス産業都市構想が昨年6月、国の指定を受けました。構想は2012年度から22年度までの10年間で、バイオマス利用率を94・5%、エネルギー自給率を82・3%に引き上げ、生産誘発額183億円、GDP押し上げ92億円、新規雇用1423人というものです。

 稲葉市議は「バイオマス由来の資源量は町村が多く、消費するのは帯広が多い。圏域での連携を深め新たな産業として仕組みづくりが必要」と求めました。

「ドイツの再生可能エネルギー産業は38万人」


 さらに仙台の藻類バイオマスプロジェクトでは、東北大や筑波大と産学官連携が行われ、藻類から液体燃料を抽出する研究。ドイツでは牧草を使用したバイオガスプラントなど再生可能エネルギー産業で38万人の雇用、などの例も引きながら「新たなバイオマスの研究・調査、情報収集を強め十勝における新たな産業と雇用の創出に」と提起しました。