2014年12月7日日曜日

「先進国最下位の教育予算を増額し整備を」

市議会総文委に陳情


 市議会総務文教委員会に付託された陳情(高教組十勝支部から)「行き届いた教育を求める陳情など4本)の審査が行われ、中本支部長が趣旨説明を行いました。

 中本先生は「学校では競争主義教育で子どもたちが苦しみ、子どもたちを守るべき教職員も超過密労働で追い詰められている」「少人数学級を実施している自治体では、不登校が減り学習に対する理解や意欲が高まった。教員も子どもたちに向き合う時間が増え、学校が落ち着いてきた」「先進国で5年間最下位の教育費を平均並みに増やすだけで、30人学級、就学前から大学まで教育の無償化が可能になる」と述べました。

市内小中学校に非常勤教師79名


稲葉市議は、帯広市の期限付教員の実態(79名おり内欠員補充が61名。小学校では35%が担任をもち、中学校では92%が部活の顧問に)を明らかにしながら、少人数学級の効果、非常勤教員の問題点などお聞きしました。中本先生は「少人数学級で一人一人の状況に対応したきめ細かな対応ができ、非常勤教員は雇用の調整弁として使われている」と答えました。