2015年12月6日日曜日

「少子化の要因は、子育て出来ない雇用の破壊」

市議会総務委で稲葉市議


 市議会総務委員会が20日開かれ、稲葉市議は人口ビジョンについて質しました。

 人口の現状を分析し、総合戦略の基礎資料と位置付けられる「人口ビジョン」の原案が提案されました。稲葉市議は「少子化の要因は、青年が結婚して子供を産み育てられるような労働条件が破壊されてきたこと。非正規雇用の30代男性の既婚率は5・6%。ここに視点を当てる必要がある」と強調しました。そして理想の子どもの数や子育てに対する負担や不安を示したアンケート結果について「所得階層や親との同居など様々な分野とのクロス集計を行い実態を浮き彫りにさせる必要がある」と求めました。


「全道で最も高いダム効果。十勝圏域での対策を」


 稲葉市議は、道内の地域圏におけるダム効果について「釧路圏は拠点都市から大幅な人口流出。旭川・北見圏は拠点都市が流出超過。札幌圏は周辺から流入多いが拠点都市からの流出も多い。帯広圏は周辺から流入多く、他地域への流出少ない、と分析。このダム効果の強さを分析し、強化することが必要」と強調しました。そして「1次産業に付加価値をつける産業、自然エネルギー産業などの創出」を求めました。