2016年1月31日日曜日

マイナンバー制度~申請に持参は1割

「通知カードなくても申請は受理」


「未着は8千件超、全て届いてからに」

市議会総務委で稲葉市議



 市議会総務常任委員会が20日開かれました。稲葉市議は、マイナンバー制度について質しました。

 全ての国民にナンバーを付番し通知が始まったのが10月末、昨年中に全員に通知カードを届け1月から本格的に運用を開始するとしていました。しかし、未着が8918件、世帯の1割を超え現在でも市役所に留め置かれているカードが4563件あることが、稲葉市議の質疑で明らかになりました。

 さらに国保や介護保険など福祉や税の分野で申請時に通知カードが必要になりますが、持参は約1割。その対応を質したところ「なくても申請受け付ける」と答弁がありました。稲葉市議は「国の都合で番号をつけ一方的に送り付けたもので、届いてないのは市民の責任ではない。制度を運用するなら全件届いてからにするべき」と運用開始を批判しました。また、カードの発行には、予定している数だけでも1年半もかかる事が明らかになりました。