2016年6月26日日曜日

貧困の原因は所得減少。正規雇用の拡大を

稲葉市議が貧困改善策提案


 稲葉市議は貧困の原因について「所得減少」との答弁に「低賃金で雇用が不安定な非正規雇用は、変えることができる。市職員の非正規雇用は5割を超えるが、臨時的・一時的な業務以外は正規雇用に」「委託や指定管理者で働く7割が非正規。公契約条例の制定が必要だが、できるまでは、正規雇用を条件付けした契約などで規制すべき」と求めました。

 また、工事分野の積算労賃は1・5倍に上がっていますが、他地域の現場調査では職種ごとに5割弱から9割程度しか支払われておらず、この改善が必要。そのために積算労賃と支払労賃の報告が必要」と求めました。


「食料とエネルギーの自給率向上で豊かさ向上」
北海道と同じ人口のデンマークの所得は1・5倍


 稲葉市議は、貧困率が世界1少ないデンマークのまちづくりを紹介。「デンマークは北海道と同じ人口で食料自給率300%、エネルギー自給率156%、一人あたりの国民GDPは日本の1・6倍。税と社会保障で格差を世界1是正。食料とエネルギーの自給で地域が豊かに。こうしたまちづくりが必要」と求めました。