2016年8月7日日曜日

本当の地方創生の波が起こりつつある

不安と混迷の時代をどう生きるか

人口減少社会と「地域の再生」


第58回自治体学校で加茂教授


 第58回自治体学校IN神戸が30日から開催され、稲葉市議ら市議団3人をはじめ全国から1200名が参加しました。

 初日の全体会で加茂大阪市立大学名誉教授が「日本型人口減少社会と地域の再生」と題して講演。20世紀は世界1人口増加、21世紀は世界1人口減少が進む日本の人口問題を国際社会とも比較しながら解明した後、「人口減少・人口移動社会のもとでは、自治体同士の『人口争奪戦』を引き起こす。出生率を底上げする国の政策が重要」と強調しました。

 日本の「地方創生」政策は、自治体を競争させ、公共投資の選択と集中を迫るもので、「行きつく先は市町村合併や道州制」と批判。戦争法反対や地域に根ざした「内発的発展の波が方々で静かに起こりつつある」とし、「地域の再生・自治と平和で民主的な対話の政治から線や面に広げていこう」と呼びかけました。