2016年8月14日日曜日

下水道は循環の道。低炭素・循環型のまちづくり

神戸市「こうべバイオガス」を視察


 稲葉市議ら党市議団は自治体学校終了後の2日、神戸市「こうべバイオガス」を視察しました。この事業は、阪神・淡路大震災で壊滅的被害を受けた下水道の神戸市東灘処理場の復旧に際し①震災復興②余剰ガス活用③化石燃料削減と温室効果ガス抑制④地産地消、をキーワードに事業展開。現在、38万人の汚水から3000世帯に都市ガスを供給し、170台の車に燃料を供給しています。


スイーツ残渣混入で発酵効率アップ、

汚泥からリンも回収し肥料、地産地消の促進


 「こうべバイオガス」は、消化ガスの発行を促進するため地域産業のスイーツや惣菜の残渣や廃棄酒を消化タンクで混入させ約10%ガスの発生量を増加させています。さらに実証実験として汚泥からリンを除去し肥料として再生。リンは枯渇資源であり下水道は「都市リン鉱山」と位置づけ、その肥料を使い農作物の生産を促進し地産地消の循環型のまちづくりへの挑戦も行っています。「下水道は水再生と資源循環のみち」と下水道から生まれる循環型エネルギーの利活用を帯広にも実現したいです。