2016年10月16日日曜日

市職員「条例定数不足し非正規が51%」

公の施設~司書、学芸員、保育士が非正規

「専門職は正規雇用すべき」


市議会 決算委で稲葉市議


 市議会決算特別委員会で5日、稲葉市議は職員費で質疑を行いました。

 稲葉市議が職員の現状を質したところ、「昨年度、職員定数に対し19人減。その原因は、新規採用合格者に対し採用数が25人減、途中退職22人、非正規雇用率は51%」。行革が始まった2000年と比較すると正職員は「290人減、職員費3割減、残業1・8倍、有休取得24%減、過労死予防ラインを超える残業は管理職を含めると過半数」と指摘。「定数が適切か検証すべき」と求めました。

 さらに専門職の必置義務がある施設の雇用状態を質すと「図書館司書100%、学芸員50%、保育士33%が非正規雇用」と答弁がありました。稲葉市議は「専門職がいなければ成り立たない図書館、百年記念館、保育所の専門職が非正規と言うのはおかしい。必要な専門職は正規雇用で賄い、時間が短い嘱託は同一労働同一賃金を保障すべき」と強く求めました。