2016年10月9日日曜日

子どもの貧困「貧困率を明らかにし支援を」

「個別事案にケース会議で対応する」


 「貧困と格差」が拡大する要因である非正規雇用=ワーキングプアに対し「社会全体で総合的・多面的に対応していく必要があり、市として地域経済の振興、格差是正のための経済的支援や就労支援等に総合的に取り組んできている」と答弁がありました。子どもの貧困の現状について質したところ「道や他市の動向も見つつ慎重に検討する」と述べるに留まりました。行政が知り得た子どもの貧困への対応について質したところ「個別のケースにおいて実態に応じた対応を行うためケース会議を行う」と答弁があり、これまで「貧困対策会議の設置を」と求めていたものが一歩前進しました。


「学校での保険データを活用した貧困対策を」


 稲葉市議は「貧困の連鎖を断ち子どもたちに具体的支援を強化するため、学校での検診データの活用を」と求めました。「東京都の調査で所得の高い世帯ほど虫歯が少なく、低所得ほど多いというデータがあり、十勝の高校のデータからも同様の結果を示したことがある。健診データの情報を分析して具体的支援に」と求めたところ「調査研究したい」と答弁。「子ども食堂やフードバンクへの支援」も求めました。