トランプ政権と日本をどうみるか
「99%の市民が2大政党に異議」
中央大・米田教授が講演
帯広革新懇と日本科学者会議帯広支部は共催で「トランプ政権と日本・世界の動きをどう見るか」と題し中央大学の米田貢教授を講師に講演会を開催しました。
米田先生はトランプ大統領誕生について「深刻な社会的格差のもとで、99%の市民が1%の富裕層と結託している2大政党に異議を唱えた結果」と分析。EU統合の変調と行方についても解説しました。
そして「こうした米国とEUの新たな政治状況から何を学ぶか」と話しを進め、「9条改憲による日米軍事同盟強化の危険をいかに阻止するか。そのことが平和な国際社会の実現に貢献する」と強調。安倍首相が日本会議の最右翼で自民党が丸ごと右傾化、反動化している危険性について警鐘を鳴らしました。「最悪の形で顕在化している日本経済は、アベノミクスで再建することはできない」とアジア版経済統合の戦略を提唱しました。