2017年10月22日日曜日

職員も「仕事は増えるがやりがいある」

公契約条例を実施し
労働者の生活安定、地域経済を活性化


市議会総務委 多摩市を視察


 帯広市議会総務委員会は12日、多摩市の公契約条例について視察しました。稲葉市議が提案し実現しました。

 公契約条例は、市が発注する公共工事、委託などに従事する労働者の賃金や労働条件等の確保を契約条項に加えた市と事業者との契約のことです。そのことにより、労働者の生活の安定を図り、公共工事や公共サービスの質を向上し、地域経済や地域社会を活性化することをめざし、経営者にとってもダンピングなどを排し、公正な競争機会の確保を図れるメリットがあるとされています。

 視察に訪れた多摩市は12年度から実施し条例に違反した場合には、契約解除・違約金、公表、指名停止など、その確認を労務台帳により行っていると話していました。さらに職員の仕事の質量の変化について尋ねたところ「仕事は増えたが、やりがいがある。市民のために働いている自覚がある」と話したのが印象的でした。