2018年10月7日日曜日

高い水道料金~近隣町村の2倍の受水費ー決算審査

「上下水料金の引下げ、減免は可能」


「借換えで8億円、総額で54億円軽減」

市議会決算委で稲葉市議


 市議会決算委員会は9月28日、上下水道費の審査を行いました。

 稲葉市議が滞納の状態を質したところ「督促約3万7千世帯、給水停止174世帯、滞納世帯の所得は3百万円未満72%、2百万円未満52%」と答弁があり、「災害で断水になった地域では自衛隊が出動して必死の給水作業。お金が払えず給水停止などあってはならない」と厳しく批判しました。

 さらに高い水道代を引き下げるのに「水道企業団からの仕入れが他町村より倍以上高くその是正が必要」「上下水道の設備の企業債に現在支払っている利息を現行利率で借り換えると単年度8億円、総額で54億円の経費を削減することができる」など具体的提起も行い「水道料金の引き下げは可能」と求めました。

 さらに財政収支見通しについても「計画を大幅に上回る純益をあげ、内部留保残高も計画の160%。この留保金で減免制度の創設を」と求めました。

小規模修繕登録制度「5割1億円を目標に」

市議会決算委 稲葉市議が提案


 市議会決算審査特別委員会は26日、総務費の審査を行い、稲葉市議は「小規模修繕登録制度」について質しました。同制度は共産党市議団の提案が実り03年から導入。小規模事業者の受注機会を拡大し、もって市内経済の活性化を図ることを目的に、1件50万円以下の修繕工事を登録した事業者に発注するというものです。

 初年度500万円からスタートし昨年度は8千万円超にまで拡大してきました。稲葉市議は「制度の目的をさらに実現するため、原課の修繕工事を分析し、現在の35%の小規模修繕制度への発注割合を50%1億円にまで拡大が可能」と制度の拡大を求めました。

全道停電「携帯基地局のバッテリー能力の総点検を」


 北海道を襲った大地震と全道停電(ブラックアウト)は、災害情報収集と連絡手段を携帯に依存していたことを浮き彫りに。市も初めて携帯充電基地を設置・解放しましたが、携帯基地局が次々ダウンし圏外になりました。稲葉市議は、市への確認申請から基地局が133カ所あることを明らかにし、「バッテリー能力について防災の観点から調査し公表すべき」と求めました。