2018年10月28日日曜日

「禁止財産の差押えは、脱法的で違法」

帯広市議会ホームページ インターネット映像配信より
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市議会決算委で稲葉市議


 市議会決算審査特別委員会総務費で稲葉市議は、「適正な滞納処分」について質しました。

 帯広市は、収納率向上のため「滞納者に対する措置強化」を行っていますが、稲葉市議は「滞納者には「支払能力が在るもの』と『ない者』があり、『在る者』には『分納と差押え』、『ない者』には『換価の猶予と執行停止』という『適切な滞納処分』を行う必要がある」と強調。差押えにはルールがあるとして「憲法に基づく差押え禁止規定=禁止財産は、生活必需品や社会保障制度に基づく給付がある」とその是非について質したところ「その通り」と答弁がありました。

 この間、生活費に係る給与の差押えに対する判決で「脱法的で違法として、全額返還と国家賠償を行う判決も出ている。最低生活費を下回る収入の差押えの例もあるが、滞納処分者の元凶について洗い直しが必要」と厳しく指摘しました。

「中学生以下の子どものいる世帯への対応必要」


 また中学生以下の子どものいる世帯数について質した処「114世帯」と答弁。前年と比べ倍増している実態について指摘した上で、「教育委員会や子どもの貧困関係者会議への相談が必要」と子どもの貧困との連携を求めました。