2019年8月25日日曜日

身分保障も賃金保障もない非正規雇用の改善を~総務委員会

市議会総務委員会で稲葉市議


 市議会総務委員会が1日開かれ、「会計年度任用職員制度の検討状況について」の理事者報告がありました。市役所には二千四百名の非正規職員がいますが、身分保障も賃金の保障もされておらず、その改善が全国でも大きな課題となっています。

 稲葉市議は「二千四百名の非正規職員のうち会計年度職員制度に移行するのは、何人程度か」とただすと、「千六百名程度。特別職に四百名ほど」と答弁がありました。さらに「任用は1年で4回の再任用で5年契約でき、その後の再応募も妨げないというもの。

 労働契約法が改正され5年無期転換ルールが始まっているが5年以上の雇用者は」と聞くと「140名」と答弁がありました。無期転換ルールの適用有無についてただすと「労働契約法の無期ルールの適用はない」と答弁がありました。

「同一労働同一賃金の原則で身分保障を」


 「継続雇用への自治法上の制限の有無」を質したところ、「制限はない」と答弁。「継続雇用を求める職員に無期限の雇用を。そしてフルタイムの雇用で賃金保障もすべき」と求め、条例へ反映させることを求めました。