2019年9月8日日曜日

少子化は宿命でない。改善の具体的手立てを~市議会総務委員会

市議会総務委で稲葉市議


 市議会総務委員会は30日、人口ビジョンの改定について質疑しました。人口ビジョンは2013年策定され、社人研推計の60年9万6千人を13万人にするというものでしたが、その後の国政調査をもとに改定したものです。

 稲葉市議は「少子化対策のキーは自然動態の改善。政府の少子化白書では、若者の結婚・出産・子育ての希望を妨げている壁を乗り越えなければならないとし、収入が少なく結婚できない、子育てにお金がかかり過ぎる、子供ができたら仕事を続けられないなどの壁を指摘している。帯広市の非正規雇用40%、年収300万円以下42%。市ができることはすべてやる立場で、公契約にかかわる雇用の安定がまず必要」と指摘しました。

「消費者被害救済には、相談機能の充実が必要」


 第3期消費生活基本計画について素案の提案がなされました。稲葉市議は「消費者被害の具体的相談は、諸費生活アドバイスセンターが行っている。相談員は5名で全員が資格者。年間1500件前後の相談を受け、専門的知識と経験で被害救済にあたっているが、その身分は嘱託。身分保証が必要」と求めました。