2019年12月1日日曜日

新しいビジョン「生活できる収入で出生率改善」

市議会総務委で稲葉市議


 帯広市議会総務委員会が18日開かれ、新しい人口ビジョン、総合戦略について報告がありました。

 2015年国勢調査をもとに将来展望人口を125,755人と推計。稲葉市議は「5年前と少子化の理由は同じ。この改善なくして出生率は上がらない」と提起。「政府の調査では、未婚者のうち『いずれ結婚する』9割。そして『どのような状況になれば結婚するか』の問いに『経済的余裕ができること』が42%で1位。若者の非正規雇用が5割近くに上り、長時間労働と低賃金、さらに教育費にお金がかかりすぎることが少子化の原因と考えられる。正規雇用に転換し、収入が少なくとも家賃や子育て支援を充実させるなど、改善を一つ一つ具体的に進める必要がある」と求めました。

自治体の魅力1位「函館」、人口減少1位も「函館」~「住み続けたくなるまちづくりを」


 稲葉市議は「魅力度調査全国1位は函館、9位は小樽。人口減少率全道1位は函館3位は小樽。移動人口と人口動態は一致しない。行きたくなる街より、住みたくなるまちづくり、住み続けたくなるまちづくりを」と求めました。