夏休みの学校給食~おかずが減り1品に
「給食をつくる職員確保は行政の責任」
市議会総務委で稲葉市議
帯広市議会総務委員会が24日開かれ、学校給食における職員配置について稲葉市議が質しました。
4月からの休校の遅れを取り戻すために夏休みを返上し授業を行いましたが、給食におかずが1品しかつかないと保護者から指摘がありました。
稲葉市議は「夏休みの休職で職員の給料が扶養の限度を超え、3割が休職しおかずを作れなかったとのこと。コロナ禍での休校で一番被害を受けたのは子供たち。その子供たちに大人の都合で十分な給食も提供できないのはおかしい」と指摘。「月間のエネルギー量などは、給食摂取基準を満たしている」との答弁に、「月を通して辻褄合わせを問題にしているのではない。1品おかずが足らなければ、カロリーも栄養分も足りないのは当然。問題は、給食の職員が足らなければ確保するのが行政の役割」と批判。「冬休みには確保したい」と答弁がありました。
避難所での感染対策「感染者リストの共有必要」
「個人情報なので提供できないと通知」
避難所における新型コロナウイルス感染症への対応について、陽性者、濃厚接触者と一般市民を区別するため「事前の情報共有が必要」と内閣府は通知を出しています。稲葉市議が前回の委員会で質したところ、「道で協議中」と答弁があり、その後の対応を質すと「個人情報なので市町村には通知しない。本人から市町村に届け出てもらう」と答弁がありました。
稲葉市議は「市民の避難所での安全確保のため情報共有が必要。道の個人情報保護と市の市民の安全確保のための情報共有は敵対するものでない。道と共有のための協議すべき」と提案。「あらためて道と協議したい」と答弁がありました。
「ホテルなど避難所の活用に7施設」
避難所での「3密」回避のための在宅避難や分散非難が推奨されています。内閣府も可能な限り多くの避難所の開設と同時に「ホテルや旅館の活用等」と提起されているが「帯広市の状況」を質すと「7施設」と答弁がありました。
「ジェンダーの視点で避難所改善を」
5月に男女共同参画の視点からの防災ガイドラインを発表。稲葉市議は「女性の視点で提起された35の課題を具体化を」と求めました。