稲葉市議が質問
世界も日本も新型コロナウイルスと言う人類が経験したことがない事態に手探りで対応してきました。人間による生態系への無秩序な進出、熱帯雨林の破壊、地球温暖化などを原因として、新型コロナ後にも新しい感染症は次々と現れます。
稲葉市議は「京大山極総長は、利潤のために自然破壊をためらわない。違うやり方を入れていかなければ世界は持たない、と述べています。つまり、コロナ後の社会は、コロナ前に戻るのではなく、より良い未来を目指さなければいけない。柳澤協二さんは、社会の中で自己実現できる幸福。その社会の余裕の無さ、コロナ禍の中で命を守る医療や福祉が、雇用が、そのように設計されていなかった。根本的におかしいのは、利益を生まない要素をとことん切り捨てた社会のもろさ。人々がそれに気づいたとき社会は変わる」との発言を引用しながら、米沢市長にコロナ後の社会を質しました。
「農業とエネルギー、ケア分野を包括的・循環的に」
米沢市長は「利益優先の経済社会の脆弱性から、命や家族を大切にした持続可能な社会。気候危機への対応と地域循環経済の創造。食料とエネルギー、医療、福祉などケア分野を包括的かつ循環的に見直していく」と答弁しました。