日本平和大会で半田滋さん
2020年日本平和大会がオンラインで行われ「敵基地攻撃に向かう自衛隊の大増強にストップを」と題して特別集会が行われました。防衛ジャーナリストの半田滋さんが「敵基地攻撃能力保有の問題点」と題して報告。半田氏は「安倍首相の退任談話で敵基地攻撃能力について言及。安倍氏は突然イージスアショア導入を決め、断念すると敵基地攻撃能力の保有に言及。最新鋭のイージス艦は2隻で日本列島をカバーするのに8隻体制に増強。米国にはいくらでも金を払うつもり。敵基地攻撃能力の保有は、米国と共に先制攻撃を行う能力を持つと言うこと」と厳しく批判しました。
「敵基地攻撃能力保有は、憲法9条違反」清末氏
室工大の清末愛砂準教授は、「敵基地攻撃保有論と憲法9条・国際法」と題して講演。清末氏は、自らのパレスチナ・アフガン等での戦場経験にも触れながら、「敵基地攻撃能力保有は米軍の一部化が進む自衛隊を利用する米国の対中国戦略と連動する形で浮上。専守防衛を投げ捨て先制攻撃=侵略につながる。憲法・国際法違反で容認できない」と強調しました。