稲葉市議が質問
帯広市議会決算審査特別委員会は29日、国民健康保険会計の審査を行い稲葉市議は「保険料と滞納処分」について質しました。稲葉市議は「国民皆保険制度を支える国民健康保険制度の保険料が担税力を超えている。4人家族の生活保護基準は約300万円。その所得の保険料は48万円。年金保険料や税金を合わせると100万円超に、これでは払いきれる訳がない」と現状を明らかにした上で、滞納処分は国税徴収法に基づき、支払い能力のある者と無い者、それぞれ適切に行うことを確認。無い者は「徴収猶予と減免、執行停止など適切に行うこと」を求めました。さらに「差押え世帯で子どもがいる世帯は」と質したのに「113世帯」と答弁。子どもの貧困対策を関係部署と連携して行うことを求めました。
「生活保護基準以下の所得者の保険料は減免を」
稲葉市議は保険料の減免について「法は特別な理由がある被保険者とし、支払い不能な特別な理由は、生活困窮であり、生活困窮の基準は生活h後基準と要綱で規定」と解明。札幌高裁の判例も引用し「市の解釈より法の規定が優先される」と減免の適切な運用を求めました。