12月の住民基本台帳で帯広市と釧路市の人口が逆転したとの報道がありました。子どもを産む「若年女性人口」は、すでに10年前の2011年11月に帯広と釧路は逆転。稲葉市議は「なぜ帯広で若い女性が定着して出生率が上向きなのか、その理由の分析が人口ビジョンの達成に活きていく」と質すと、「明確な分析はできていない」と答弁。さらに「全国で妊娠届けが大幅に減少しているが、帯広市の現状とその要因は」と質すと、「妊娠届け数は若干減少。全国の減少の要因は、収入の減少などあげているが、帯広の分析はできていない」と答弁。
「出生率の高い国は日本の3倍の社会支出」
「出生率をあげるには、収入や雇用環境、子育てしやすい環境づくりが必要で出生率が高いスウェーデンやフランスなど日本の3倍の『家族関係社会支出』がある。帯広は有効求人倍率も高く、若年女性人口の推移、妊娠届けの推移と連動させた分析が必要。それを合計特殊出生率向上に結び付けるべき」と求めました。