2021年4月25日日曜日

消防費「20億円の9割超が広域消防の分担金」~帯広市議会予算特別委員会

 市議会予特委で稲葉市議


 市議会予算審査特別委員会で稲葉市議は、消防費について質しました。

 広域消防が出来て丸5年。約20億円の消防費のうち93%が広域消防分担金となっています。言うまでもなく消防は市民の命と財産を守る常備力であり、予算が常備消防力の強化にどう編成されているか検証が必要です。

 稲葉市議は「広域化によって効率化された部門もあり、どのように常備消防力の向上に役立っているのか」「広域のスケールメリットが装備の充実にどう役立っているか」と質しましたが、財政上、装備上の優位性についての答弁はありませんでした。さらに「広域消防に職員を派遣する形態をとっており、給与負担分が分担金で支出され、諸収入で入ってくるという複雑な財政構造になっている。早期に自賄い方式の解除が必要」と求めました。


「減収補填債など11億円余が財政負担に」


 コロナ禍で税や公共料金の減免や徴収猶予など市民負担の軽減を行っていますが、その減収分は減収債と言う借金で賄われ総額11・4億円になります。稲葉市議は、減収債の軽減を国に求め、市民に対しては猶予から減免への切り替えを求めました。