新型コロナ 連休から2週間で3倍 十勝は20倍
「コロナ封じ込め」はワクチン、検査、補償
市議会議審で稲葉市議
連休前に道内の新規感染者でステージ5を超えていたのは、札幌だけ。帯広・十勝は6人だったものが、連休後2週間で全道は3倍、十勝は20倍と全道に広がりました。稲葉市議は「コロナ封じ込めと言う戦略目標を明確にし、ワクチン、検査、補償を一体的に進める必要がある」と強調。PCR検査について「感染を止めるには、無症状の感染者を検査で保護するしかない。十勝は感染者の少なかった3月、4月と全道一の検査を行っていたが、感染者が激増してきた5月に入り検査数が減ってきている。保健所と連携を強化し、抜本的拡大をすべき。今回の補正の高齢者施設の検査は、すべての施設で頻回・定期に行えるように」と求めました。
「ワクチンの安全・迅速な接種のための工程を」
国はワクチンの安定供給と自治体支援を
帯広市では、24日から75歳以上の高齢者に接種券を送付し25日から受付を開始。すでに医療従事者9500人に対するワクチン接種が3月7日から始まり、施設に入所している高齢者など5750人への接種が4月26日から始まっていますが、その進捗状況を質すと、「医療従事者への接種は6月1日までに終わる予定で、施設の高齢者の接種は、668人終わり予定通り進んでいる」と答弁がありました。
稲葉市議は「各地でワクチン予約の混乱が起こっているが、その最大の原因は、国からのワクチンの供給が遅れており、正確な供給量と配送時期のロードマップが示されていないことにある。国に求め市民に正確な情報を提供することが、混乱回避の方策」と求めました。
「事業者への十分かつ必要な補償と周知を」
緊急事態宣言の経済的影響は、すべての中小企業家・個人事業主に深刻な打撃となっています。帯広市は緊急事態宣言発出に際し、飲食店を訪問し時短の要請を行いましたが「中小事業者の生の声を聴きとり、次の補正予算に生かすチャンス。時短などの支援策が複雑でわかりにくい。解り易く周知すべき」と求めたところ、一覧にしてホームページにアップされました。